貧乏一家の新婚旅行 計画編3
リゾート気分を満喫しよう、という事で沖縄旅行のプランを練る貧乏一家。
図書館で沖縄のるるぶを借りてきて、イメージを固めていこうじゃありませんか。
お父ちゃんは首里城行きたいな。あと綺麗な海を眺めながらのんびりしたいな。
・・・。
はっ!?
いかんいかん。もう沖縄に決めたんだ。何をいまさら・・・。
愛娘にはやっぱり美ら海水族館。
あぁすごくいいねぇ。絶対楽しいだろうなぁ。
・・・。
!!
いかんいかん。水木しげるロードへの想いが断ち切れていない!
いまさら沖縄やめて「やっぱり水木しげるロードにします」なんて言ったら奥様にど叱られるぞ・・・!!
その頃奥様はiphoneを閲覧中。
ソーキそばのうまい店でも捜してんのかな?何見てんだ??
※奥様iphoneの画面
・・・。
新婚旅行は水木しげるロードに決定じゃあ!!!
お父ちゃんに元気を・・・!!
貧乏一家の新婚旅行 計画編2
水木しげるロードまで車で片道約9時間という事実を知り、戦意喪失寸前のお父ちゃん。
新婚旅行と言っても6日しか休みはもらえず(内2日は公休)、強行突破すれば超ハードな旅になるのは目に見えています。めちゃくちゃ行きたいけど、往復18時間かぁ・・・うーむ・・・。
そんな悩み込んでいるお父ちゃんを尻目に、
奥「おっ、このデコまんじゅうっていうのうまそうだな。この目玉親父のお菓子もいいね。ああ、よだれが止まんねえな、おい。」
・・・奥様の水木しげるロードへの関心は天井知らずに高まっている模様・・・。
これは1度他の候補を出して、奥様の関心を逸らさねば。
えーと、飛行機でサッと行けて、それでいて旅行気分を満喫できて、さらにゆったりできて、見どころ満載で・・・。
あっ!!
「沖縄なんてどうかな・・・?」
奥「・・・ああ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
お父ちゃんに元気を・・・!!
貧乏一家の新婚旅行 計画編
結婚(入籍)して3年弱。
愛娘も2歳となり、もうじき第2子も誕生します。
うちの場合いわゆるできちゃった婚で、しかも二人とも貯金がほぼ0(ゼロ)からスタートという事もあり、まずは2人で暮らす事、次は出産、次は結婚式・・・と、1つ1つに全力投球してきた結果、新婚旅行は後回しとなっていました。
少し落ち着いてきたし第2子が産まれる前に、3泊4日くらいで旅行に行こうか・・・ということで旅行のプランを立て始める貧乏一家。
お父ちゃんは小さい頃から「ゲゲゲの鬼太郎」が好きで、なぜか愛娘も鬼太郎が大好きになっていた事もあり、最初の候補に挙がったのは鳥取県の「水木しげるロード」。
一昔前なら奥様に、
「ふざけんな。」
で一蹴されたであろうこの候補地。しかし今では愛娘の影響で、
「いいじゃない、水木しげるロード。」
というふうに心境が変化している様子。でかした愛娘!
しかし1つ問題点が。我が家は愛知県にあり、水木しげるロードまで車で行くのにどのくらいかかるのかを奥様得意のiPhoneで調べてもらうと・・・
「8時間から9時間くらいだってよ。ちょろいら。」
「!!」
ふ、ふざけんじゃあないぜ!過去最長が5時間で、それですらフラフラで死ぬかと思ったってのに・・・。
これはプランの練り直しをしなければなりません。。。
続く


お父ちゃんに元気を・・・!!

「さくや」なんてどうかな・・・?
未だに愛娘2の名前が思いつかず、迷走しまくっています・・・。
いやあ、全く思いつかないです、ほんとに。
考えれば考えるほど凝った名前になってしまい、
「これは名前としてねえな・・・ボツ。」
この繰り返し。前に考えていた時、巡り巡って「かぐや姫」に辿り着いたんです。あの「竹取物語」のかぐや姫なんですけど、この姫がなかなかいい感じなんですよ。特に竹取の翁が光り輝く竹を見つけて、その中からかぐや姫を見つけて育っていく過程なんてとても温かく、明るい感じがしていいんですね。
もともと月に関する名前がいいかなあって思っていて、それで「竹取物語」に辿り着いたんですけど、かぐや姫に惚れ込んでしまいまして・・・。
※「月宮迎」 かぐや姫が月に帰っていくシーンですね。。。
でも、名前として「かぐや」って・・・うーむ・・・。
ということでかぐや姫の他の呼び方というか、他の表し方は無いかな、と思って調べていくと、ありました!
「コノハナノサクヤヒメ」
竹取物語は作者が不明でかぐや姫のモデルというのにも諸説あるんですね。ここでは省きますけど、そのモデルの1人としてコノハナノサクヤヒメがあるんです。
かぐや・・・サクヤ・・・さくや、か・・・。
どうなんだろ?いまいちしっくり来てない感はありますが。とにかく奥様に報告、お伺いをたてるとしましょう。
お父ちゃん
「さくやってどうかな?」
奥様
「さくや!?ホストの名前か?夜に咲くと書いてさくやってか?・・・バカヤロウ!!」
はい。ボツですよね。
難しいですね、名前って・・・。
※コノハナノサクヤヒメ(木花咲耶姫)が主祭神である浅間神社総本社、富士山本宮浅間大社。静岡県富士宮市。
お父ちゃんに元気を・・・!!
「いろは」
今度生まれてくる第2の愛娘、愛娘2の名づけに悩みまくっている中、一躍有力候補に上がってきた「いろは」なんですけど、子供の名前として本当にいいものなのか、考えてみました。
まず、「いろは」と聞いて最初に思い浮かべるのは、いろはにほへと・・・で有名な「いろは歌」ではないでしょうか?
どんなものかと言うと、
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑいもせす (七五調)
意味を考えるうえで濁点を加えてみると・・・
色はにほえど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔いもせず
花の色は鮮やかに映えるけれども、いずれは散ってしまうものなのに、
私の生きているこの世で誰が一定不変であろうか、いや誰も一定不変ではない
そんな険しい人生を、今日もまた一つ越えて
儚い夢など見るまいよ、酔っているわけでもないのに
なんて無常感に溢れた歌なんでしょうか・・・。
とてもムムム・・・とさせられる歌で、素晴らしいのは間違いないんでしょうけど、生まれてくる子に明るい未来を・・・と願って名前を付けたいじゃないですか。ちょっと観念的すぎるなあ。
またこの「いろは歌」、作者は不明でいろんな説があります。
天才的な文章なので、という事で空海が作ったんじゃないかという説がありますが、様々な理由からどうやら違うみたいです。
暗号説もありまして、七文字ごとに区切って最後の文字を繋げていくと・・・
「とかなくしてしす(咎無くして死す)」
これは讒言で大宰府に左遷されてそこで生涯を終えた源高明が「いろは歌」に遺恨を込めた、という説。
いやいや、「いろは歌」は柿本人麻呂が作者で、五文字目を繋げて読むと・・・
「ほをつのこめ(本を津の小女)」
となり、私は無実の罪で殺される。この本を津にいる妻へ届けてくれという暗号が込められている、という説も。
キリスト教の暗号説まであるんですが、いずれも文体やらなんやらの事を考えれば俗説に過ぎないのかな。
俗説に過ぎないとはいえ、暗ーい感じがプンプン漂っている「いろは歌」。
なんだかなあ・・・。
あと伊達政宗の娘の「五郎八姫」なんですけど、元々は男の子の名前として政宗は考えていました。
まあそれは良いんですけどね。
もう1つ。
ココリコの遠藤と千秋の子供もいろは(漢字は知りません)っていうんですってね。
なんだかなあ・・・。
ということで「いろは」って名前はお蔵入りかな、と。
響きだけなら凄いかわいいんですけどね。
名前って難しいですね。
お父ちゃんに元気を・・・!!